レコードのノイズ
2008-10-27
「チリチリ、パチパチ」ノイズの犯人は?
原因はキズ?ゴミ?
聞え方によっては、プツプチ、チリチリ、バリバリだったりする時もあるこの音。

特にレコードのスタートは無音のはずがプツプチ、チリチリ、バリバリだったりして無音とはいえない。
針にゴミが付くわけでもなく、あきらかに目に見えるレコードのスリキズのように規則正しくない。
盤面を見てもキズらしいものが見えない。
これがアナログレコードらしくて好いのだ!!と思ってもやっぱり雑音は出来れば無い方が聞きやすい。チリチリ音とレコードの音が一緒では、どうしても音が濁ってきます。
レコードのノイズの犯人説は、今までいくつか挙げられていますが、
残念ながら決定的な情報が無いのが実情のようです。
40年以上前のレコードで、保管が悪い物をBIO-Vで水洗いしても
チリチリ、パチパチのノイズが消えないレコードが、数枚ありました。

今まで登場したチリチリ、パチパチ雑音ノイズの犯人説は?
この説の通り順番で確かめました。
①レコード盤の静電気説

・レコード盤の静電気はウエット洗浄液(帯電防止効果がある)を使ってもノイズは消えません。
・ 日立製のSTATIC ERASERを使っても同様
・ レコードが静電気の起きた下敷きのようにホコリを吸着しない
※以上の理由でノイズの犯人と特定できませんでした。
②針の静電気説

・カートリッジを幾つか交換しても特定のレコードにノイズが出る。
・日立製のSTATIC ERASERを使っても同様。
※以上の理由で犯人と特定できませんでした。
③針の汚れ説

・TEAC製のSTYLUS CLEANERで処理してもノイズが出る。
・スタイラスクリーナー液で入念に掃除しても消えません。
・針のキレイなカートリッジを幾つか交換しても特定のレコードにノイズが出る。
※以上の理由で犯人と特定できませんでした。
④針が細くなった説

・針が細くなったので溝の奥まで針先が入るため底にある塵に当たりノイズが出る説です。
・針が新しいカートリッジを幾つか交換しても特定のレコードにノイズが出る。
※以上の理由で犯人と特定できませんでした。
⑤レコードの溝の塵(チリ)説

・ 丸洗いしても消えないが、丸洗いの回数を重ねると確実に減少していく。
ここで問題なのがBIO-Vと言う強力な洗浄剤でも、
何枚かに数枚はチリチリ、パチパチのノイズが消えないレコードがあると言うことです。
BIO-Vで取れない頑固な塵の正体は?
犯人が塵とした場合で、ここからは想定ですが、溝の壁に
BIO-Vでも取れないほど強力に密着した原因は幾つか考えられます。
①喫煙環境にあった⇒タバコの煙は油煙ですから油で固めた状態になる。
②道路の付近で保管してあった⇒これも油が原因
③窓を開けた生活環境⇒塵やホコリが多い
チリチリ、パチパチのノイズが出ない我が家の場合は、該当する原因は1つ、
今回のチリチリ、パチパチのノイズが出た実家の場合は3つとも該当しました。
丸洗い1回でチリチリ、パチパチのノイズが除去出来ない理由?
我が家のレコードは約30年位前の製造でしたが、ノイズが消えないレコードは
1962年製造と今から46年前のレコードであった。
保管環境が悪い場所で40年以上も保管してあったため、油の酸化とかで汚れが
頑固になったと想像できます。
BIO-Vでの丸洗い1回の時間は10分程度を想定しています。
これでパチパチのノイズが出た場合は、再度丸洗いしました。
この時は、ぬるま湯で、洗浄剤を増やして浸けて置く時間を一晩浸けておきました。
これで多少は改善しますが100%消えないことから、塵が最終的な犯人とは特定できません。
※ 以上の理由で塵がチリチリ、パチパチの共犯でキズが主犯と特定しました。
⑥レコード盤の傷説

・ルーペで丹念に溝をチェックしました。
・ 肉眼では、判別の出来ないスリ傷がショルダー(溝の土手部分)にありました。
・ このスリキズが土手から溝側にせり出して針に触れてチリチリ、パチパチの原因と推定しています。

※ 写真は針が飛ぶ場所です。音飛び時にノイズが出ます。
針が溝とびするような箇所は補修で治るらしいが、
全体に発生する場合は、手の打ちようがありませんので、
せめて出来るのは、盤面に油の皮膜を作ることかも知れません。
但し、油成分が多くなると盤面にホコリが吸着しやすくなり、針に付くゴミも増えてゴミが油っぽくなります。
どちらを選択するかは迷う所です。
以上でプツプチ、チリチリ、バリバリの犯人は推定できましたが、
100%の改善法は今のところ見つかっていません。
出来ることは「洗浄と十分なすすぎ」でした。
レコード丸洗いより簡単作業で同等仕上りのレコードクリーナー



HOME
