繁盛店はドーパミンで客を誘う

数字では語れない繁盛店は誘惑の世界

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2008年3月の情報ですので、実際の内容が変わっていることもありますのでご了承下さい。

 

2008.3.10

Bar/Japan ショトバーリンク集 bar guide

飲食店経営、飲食店開業で知っておきたい…

 

 私、仕事で外出したときに、ちょっと休んだり、打合せ資料をまとめたり、次のアポまでの時間待ちをすることがよくあります。

そんなとき、コーヒーショップへ入ります。

みなさんも同じだと思いますがどうでしょう?

でも、本当は、資料を広げられるテーブルがあって、コーヒーよりお茶がよくて、長居してもよくて、パソコンがあって、パソコンの電源も使えて、無線LANがつかえて、一眠りもできて、禁煙で、ちょっと静かなほうがよいのだが、そんな店はないのです。

まんが喫茶が近いですが、ビジネスマンには、ちょっとイメージが合わないでしょう?



 一人で帰宅するとき、ちょっとビールを一杯飲みたいことがしょっちゅうある。

疲れたサラリーマンでごったがえる居酒屋はちょっと、ね。

気のきいた店だと、独り客には落ち着かないし。

立ち飲みはねえ、立ちっぱなしはきついしね。

ちょっと気楽に入って、寛げる店がない。

気に入る店がないから、帰宅してしまう。


 

 ユーザーニーズって何だ?

何としてでも、あの店に寄りたい。そこに何かがあるから。登山みたいなものだ。

多少の苦労は我慢してでも、そこでしか得られない満足感、幸福感、安らぎがある。
  
ちょっと科学的に言えば、幸せ気分を感じる脳内物質「ドーパミン」が出るわけだ。

ユーザーニーズ、つまりユーザーが求めているのはコレだ。

ドーパミンが出るかどうか!


 

 繁盛店に集まる客は何に感じてドーパミンを出しているのか?

味か? サービスか? 雰囲気か? 値段か?

競馬場へ通うギャンブラーは、馬券選びのワクワク感と出走前のドキドキ感、ゴール前の緊張感、そして当てたときの溢れるようなドーパミンで幸せ感を感じている。

家でも仕事でも他では味わえないような幸せ感を求め、ドーパミンを求めて通うのだ。


貴店には、ドーパミンを出すネタがあるのか?


日常生活で経験できないような幸せ感が得られ、ドーパミンが出るならば、立地条件が多少悪かろうが、値段が高かろうが、あまり関係ない。

そのお客様は貴店の中毒、つまり常連さんになる。


 繁盛店に行って、ドーパミンが出るか試してみよう。

感性を鋭くチューンして、街を歩き、ドーパミンが出る瞬間をキャッチすることが、ユーザーニーズを探ることになる。


飲食店経営はアートに通じる面もある。

自分の感性と向き合い、心地よい瞬間を創造できるかどうか。

この辺りの話は、飲食店経営の書を見てもなかなか出てこない。

調理技術やソロバン勘定だけでは到達できないレベルの世界だから、繁盛店の経営者にしか分からない感性の世界だろう。
 

 旨いのは当たり前、サービスが良いのも当たり前、店の雰囲気、価格、立地条件、それも当たり前。

更に幸せ気分にできるかどうか。

 経営者や店長として、まず自分が幸せ気分でなければ、お客に幸せ気分を与えることはできない。

ここがポイントで、全てに余裕がないと難しい。

時間、心、お金、そして自信。

 

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