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今回の漏水事故修理後のリフォームは、シックハウス対策を実施するため、シックハウス対策のノウハウを持っている絹屋本舗の提携業者を指定して工事を行いました。
シックハウス対策リフォームのポイントは、漏水部分に発生したカビ処理と内装塗料です。
・カビ処理は、化学薬品を使用しないバイオ製品を使用しました。
・内装塗料は、揮発性有機溶剤を含まない自然系の、ホタテ貝殻を原料とした塗料を使いました。
シックハウスや室内空気汚染の原因となる、有機溶剤や化学物質を含まないものです。
このように内装工事やリフォーム、新築をする場合、管理会社や工務店、設計事務所に対して、施主がしっかりリクエストをすれば、それに対応した工事を行ってくれるのです。
ユーザーがしっかり勉強して知識や情報を持っていれば心配ないのですが、それが難しいわけですね。
さて水漏れ事故修理後のリフォームです。
その前に水が漏れてきた穴を見てください。天井に配線の穴が見えるでしょう。この穴を伝わって上の階から水が流れてきたわけです。
水漏れの原因は、上階のバス配管(お湯側のパイプ)の亀裂です。そこからお湯が漏れました。
配管が曲がる部分に亀裂ができていましたが、パイプの曲げ部分が折れて凹んでおり、配管工事のパイプ曲げ作業ミスが原因だったようです。凹み部分が肉薄になり、お湯の温度による膨張収縮で熱応力(温度変化により微妙にパイプに力がかかること)により劣化しやすくなっていたようです。
ということで、水漏れ原因は建築会社責任により上階の漏水修理費は建築会社か売主の業者負担、我家の修理費はマンション保険で処理されました。

水漏れ被害のあった脱衣所と物入れを修理しました。これは修理前ですが、水漏れで壁紙が濡れてしまったので全交換です。写真は乾燥した後なので濡れた様子は分かりません。

まず、ビニールクロスを剥がします。このときもクロスの接着剤の臭いが出ていました。
築十年以上経っていますが、まだ有機溶剤が残っているのです。

これは隣の物入れの内壁です。水漏れ跡が分かるでしょう。かびが発生しています。


まず、かび防止処理をします。このスプレーはかびの天敵である微生物が入った液です。
薬品を使用しないバイオ製品で、刺激臭はなく安全なものです。かびをやっつける菌なので、それをかび部分を中心に全体に吹き付けます。
付着しているかびは雑巾やブラシで取り除きます。
・このスプレーは一般向けに販売しています。こちらの「カビパッ君」をご覧ください。洗濯機用ですが、効果は同じです。

次に「かびとれーる」の中味をまきます。
これはかびをやっつける菌が入った土状のものですが、これをまいておくと空気中の水分を吸収して菌が活動を始め、見えないけれど、あたり一面にいるかび菌をやっつけてくれるわけです。
ただし、カビが消えるわけではありません。死んだカスが残ります。
かびの再発防止にもなります。「かびとれーる」も無害無臭。
カビとれ〜るの詳細はこちらをご覧ください。


天井裏にも同じ処置をします。
かびが生えていなくても、かび菌が広がっている場合があるので、かなり広範囲を処置します。
水漏れの場合、このような防かび処置が大事ですが、黙っていると毒性のある防かび剤を散布されてしまうので最悪です。
化学的な薬剤は、シックハウスの原因になる場合がありますので要注意です。
また濡れたままで表面だけ補修工事して終わりにしてしまう場合もあるので、気をつけましょう。
シックハウス対策の知識を持った、良心的で信頼できる業者さんに頼むことが重要です。
くわえタバコで作業しているような業者は×です。
シックハウスの知識も関心も無いと思ったほうがよいでしょう。
シックハウス対策品だから大丈夫と言い張る業者も要注意です。
シックハウス対策品と言われる商品も多いですが、その中身や実際の効果、実験データなどを見て判断した方がよいです。
シックハウスには、多種の要因が絡んでいるのでシックハウス対策に100%安全はありませんが、できるだけ安全性の高い、低リスク商品を選ぶことが重要です。

さて、内装塗料の準備です。
今回は、シックハウス対策のホタテ貝殻塗料・チャフウォールを使用します。
これはシックハウスの原因となるホルムアルデヒドなどの有機溶剤を含まず、安全性の高いものです。防カビ、結露防止にもなります。
まず、重さを正確に計ります。それに応じた水を加えます。

そして撹拌します。

その後、一晩放置してなじませます。

それからフィルター(こし網)を通して荒い粒を取り除きます。
そして塗装です。
ここまでの作業が面倒です。
普通の塗料は、缶を開けて中の液状塗料を塗るだけで簡単なのですが、チャフウォールは面倒です。
なぜか? それには理由があります。
もちろん液状にしておくことも可能ですが、液にしておくと素材が腐敗してしまうのです。
それを防止するために防腐剤を入れたら余計な毒性が混じる可能性があり意味がないのです。
だから液状にせず、粉状態にしているのです。
「人と環境にやさしい」=「面倒で作業効率が悪い」と言うことなのです。
これ覚えておいてください。
だから値段が高い。これも問題ではありますね。
単純には言い切れませんが、だいたい「きれい、簡単、便利」=「人と環境にやさしくない」と言う場合が多いのです。
塗装はローラーで塗ります。これを2回塗って乾燥して終わりです。
塗装後暫くは臭いがありますので、換気してください。

仕上がりは漆喰(しっくい)のような感触で、落ち着いてきれいな色です。
吸湿性が良い素材なので、浴室の湯気が流れてきても壁が濡れません。
結露防止、かび防止にもどうぞ。

これで工事終了。
刺激臭なく、漆喰(しっくい)のような仕上がり。落ち着いた良い感じで高級感もあります。
2004.3.20 水漏れリフォームの工事から約2年たちました。
カビは発生していません。カビ防止のスプレーと「かびとれーる」が効いたようです。
チャフウォールを塗った壁面はきれいな状態です。
ただし、スイッチ周りは手垢でやや黒くなりましたが、ほとんど気にならない程度です。
多少の汚れは砂ケシで擦れば落ちるそうなので、心配していません。
このチャフウォールは、自然素材でシックハウスの原因となる有害な化学物質を含まず安全性が高いだけでなく、吸放湿性がよいそうです。
実際に使ってみて、吸放湿性に関してはその効果がよく分かります。
今回の水漏れリフォームでは脱衣所の壁と天井を塗ったのですが、入浴後に浴室から出ると湯気が大量に浴室から脱衣所に流れ出てきます。
湯気は温度が高いので天井付近に充満します。鏡やアルミサッシ、ビニールクロスの部分には湯気が結露して細かい水滴が付着します。指で触ると濡れるくらいにジットリしています。
しかしチャフウォールを塗った壁面や天井には湿気がありません。
とてもよい感じで乾燥しています。これは驚きでした。かなり吸湿性がよいようです。
家の中では最も湿気の多い脱衣所ですが、チャフウォールのドライな感触が実によい感じです。
湿気の多い場所や結露しやすい部屋などの壁や天井を塗れば、効果が期待できそうです。
【 参 考 】
お問い合わせ、ご相談などは下記の業者さんへお願いします。「絹屋本舗のホームページを見た」と言ってくだされば、話しが通じます。
・ホタテ貝殻塗料「チャフウォール」、バイオ・カビ処理製品のお問い合わせ
株式会社チャフ・スカラップ 電話:048-266-6933 ご注意:対応できるエリアは埼玉県とその近県のみです。http://www.chaff-scallop.co.jp/
今回使用した「カビとれ〜る」、「カビパッ君」を販売している店を紹介しています。
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