青色申告 >よく使う勘定科目 仕訳

2009.2.3

雑学ノート

 

会計や帳簿記入の決まり事は、慣れないとよく分かりませんね。
そんなときは簿記を少し勉強するとよいです。私も日商簿記3級をとりました。うちはサービス業なので、日商簿記3級で十分使えます。
簿記を勉強すると複式帳簿のしくみや記帳方法などが分かるので助かっています。

    

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2009年2月の情報です。
実際の内容が変わっていることもありますのでご了承下さい。

 

よく使う勘定科目 仕訳(しわけ)

仕訳の勘定科目ですが、伝票を整理するときに、どの勘定科目に入れればよいのか今でも迷ってしまうことがあります。

そんなわけで、よく使う勘定科目をまとめ直してみました。以前にまとめた勘定科目の改訂版です。

 

パソコン購入

 さて、新しく買ったパソコンの価格は税込で10万円以上20万円未満、資産勘定の工具器具備品になります。クレジットの2分割金利ゼロで後日支払ったので、購入時はとりあえず未払金です。
 

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

工具器具備品

未払金

DELL Inspiron6000購入

 平成17年分では、中小企業者に該当する青色申告者に対して、30万円未満の少額減価償却資産の取得は、取得したときに全額必要経費にできるという「措法(そほう)28の2」が摘要されます。通常、この金額では一括で必要経費にはできず、3年で減価償却しなくてはいけないのですが、この措置で一括必要経費にできるので助かります。(平成17年の情報です)

このパソコンは資産管理台帳に登録します。

また青色申告決算書の減価償却の計算に記載します。

 支払いの時ですが、クレジットカートを使ったので銀行の普通預金口座から引落しされました。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

未払金

普通預金

DELL Inspiron6000購入

 

 

通信費

 電話代、切手・はがき代、パソコン通信費などです。私は、サーバーレンタル料、ドメイン料、ブログレンタル料、メール使用料なども通信費にしています。

ほとんど銀行口座引落しなので、以下の仕訳になります。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

通信費

普通預金

 

 

 

ウイルス対策ソフト購入

 ウイルスバスター 2006 インターネットセキュリティ 1ユーザを購入しました。数千円のソフトなので消耗品費にしました。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

消耗品費

普通預金または現金

 

 

 

振込手数料

 ネットバンクの口座から振込む場合の振込手数料ですが、忘れてしまい金額に含めてしまうことが多いので注意です。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

支払手数料

普通預金

 

 

 

消耗品費

 仕事するために器具などで、工具、オイル、作業布、少額作業台、包装用紙、時計、蛍光灯、電池、椅子、電源コード等です。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

消耗品費

現金(現金で買った場合です)

 

 

 

事務用品費(事務用消耗品費)

 伝票、鉛筆、封筒、名刺、CDR、コピー用紙など、デスク周りで使う消耗品です。上記の消耗品とオーバーラップする品もあるので、消耗品に入れても良いのですが、分けておくと後で都合よいです。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

事務用消耗品費 

現金(現金で買った場合です)

 

 

 

研修費

 仕事に関連するセミナーなどを受ける費用です。講師への謝礼や会場使用料なども研修費です。

セミナーに行き、セミナー代1000円を現金で支払った場合、下記のようになります。適用には、内容を忘れないようにちょっと具体的な説明などを書いておきます。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

研修費 1000円

現金(現金で買った場合です) 1000円

セミナー代

 

 

事業主貸 じぎょうしゅかし

 通称、事貸(じかし、じがし)

事業主とは、個人事業の場合の経営者、つまり私です。

事業目的以外(私用)で、事業のお金を使ったときが、事業主貸です。

つまり、事業のお金を個人に貸した意味です。

個人的なクレジットカードの年会費を、事業で使っている普通預金口座から支払った場合、

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

事業主貸 1000円

普通預金 1000円

カード年会費

 

 

図書費

 仕事に関連した書籍購入、雑誌購入の費用です。

現金で500円の本を買った場合、

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

図書費 500円

現金 500円

 

 

 

修繕費

 プリンタが故障しまして、メーカーに電話して修理に出しました。支払いは、修理後に宅配で送られてきたときに代引きだったので、現金で支払いました。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

修繕費

現金(現金で買った場合です)

 

 

 

雑費

 どの勘定科目にも入らない場合には「雑費」です。以前、税務調査を受けたときに雑費が多いと指摘されましたが、それは何でも雑費にしてしまったためでした。
不要な備品を廃棄したとき、その処分費用を業者さんに現金で支払ったときの仕訳です。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

雑費

現金(現金で買った場合です)

不要備品廃棄

帳簿というものは、どんな事にいくら使ったかを知る目的もあり、経費のかかり具合を知り経費節減したり、昨年に比べて経費が増えたとか減ったとか、冷静に数字を見て考えることもするわけです。だから、何でもかんでも雑費に放り込んでしまうのは止めたほうがよいでしょう。

 

 

車両費

 私の場合、クルマは仕事の取材や打合せなどの移動手段としてたまに使います。プライベートでも使いますので、仕事で使う割合は20%程度です。例えばガソリン代は旅費交通費になるわけですが、クルマ関係の経費をまとめて「車両費」としています。

ガソリン代、車検、点検、修理、オイル、タイヤ交換、高速代などが車両費です。

自動車税、検査印紙代は租税公課に入れます。

 家事分(うちの場合は80%程度)は年末に按分して決算します。つまり仕事以外で使った分は経費ではないので、その分は経費から除外する計算を年末にまとめて行うのです。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

車両費

現金

 

 

 

租税公課

 自動車税、検査印紙代は租税公課に入れます。

 クルマは仕事以外でも使うので、自動車税など自動車関連の家事分(うちの場合は80%程度)は年末に按分して決算します。つまり仕事以外で使った分は経費ではないので、その分は経費から除外する計算を年末にまとめて行うのです。

租税公課には、印紙税、個人事業税、固定資産税も入ります。

注意!所得税、住民税は必要経費になりません。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

租税公課

現金

 

 

 

支払保険料(保険料)

 仕事で使う自動車の自賠責保険料はこれに入ります。そのほかには機材等の損害保険や火災保険など仕事に関連した保険費用です。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

支払保険料

現金

 

 

 

交際費

 取引先との仕事に関する接待やお付き合いにかかる費用です。

取引先の新規開店祝いに花を贈った場合、

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

交際費 10000円

現金10000円

花を贈った

 

 

支払保険料

 店舗保険に入ってパソコンや設備に保険をかけています。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

支払保険料

現金

店舗保険

 

 

租税公課

 収入印紙、個人事業税の支払い

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

租税公課

現金

 

 

 

売上

 うちの場合、取引先は月末締で翌月支払が多いのですが、では売上はいつ計上するか? 

例えば1月の売上を集計して売上金額が確定するのは1月31日です。しかしその売上金が取引先から入ってくるのは2月に入ってからです。

1月31日に売掛金(つまりまだ手に入っていない売上金、いずれ手に入るべき売上金)を計上(帳簿に記録)します。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

売掛金

売上高

 

2月になって売上金が銀行の普通預金口座へ振込まれたら以下のように記帳します。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

普通預金

売掛金

 

 

 

売上から源泉徴収される場合

 これが分からない、源泉徴収されて振込まれる場合。源泉徴収で引かれた分はどのように計上すればよいのか?

うちの場合、某社さんからは以下のような販売の内訳書がきます。

例えば、4月〜6月分の販売内訳書  報酬額8,236円

対象者の方には、お支払の際に報酬額から所定の所得税を源泉徴収させていただきます。

お振込金額はお支払明細書の支払高(報酬額+消費税)から源泉所得税額を差し引いた額になります。

つまり以下の式になるので計算すると、
振込金額=(報酬額8,236円+消費税412円)-(報酬額8,236円×源泉徴収率0.1)=売上
8648円-源泉徴収824円=7,824円
確かに7,824円が振込まれました。

 売上=報酬額×1.05
 源泉徴収=報酬額×0.1
 振込金額=売上ー源泉徴収

 

仕訳は? さてどうなるのか?

報酬額が確定した6月末時点では、売掛金は
売掛金=報酬額8,236円+消費税412円8648円

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

売掛金
8648円

売上金
8648円 

売掛

 

後日、源泉徴収された金額7,824円が銀行口座へ振込まれた時は

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

普通預金口座
7,824円

売掛金
7,824円

売掛回収

事業主貸
824円 

売掛金
824円

源泉徴収された分

 

 

決算集計 家事分

 うちの場合、クルマは仕事とプライベートで使用しています。使用時間の比率は、仕事20%、プライベート80%です。これは走行距離を記録して出した数字です。例えば、車検費用やガソリン代などは、その80%は家事分(プライベート)なので必要経費になりません。ガソリン代などは支払った金額全て、仕事分とプライベート分を帳簿につけています。

決算集計とは、必要経費にはならない家事分を必要経費から減算してまとめて集計することです。決算時にまとめてやるほうが、手間がかからず効率的なのです。

 このような家事分の決算集計の対象は、水道光熱費や電話代などもあります。

 

うちの場合の家事分・按分率

決算集計(決算振替):家事分を按分するもの

 

携帯電話料金:家事分70%を通信費から振替える。

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

事業主貸

通信費

決算振替

 

NTT電話料金:家事分20%

仕訳 勘定科目

借方科目 貸方科目

摘要

事業主貸

通信費

決算振替

 

電気料金:家事分70%

水道・下水道料金:家事分80%

ガス料金:家事分100%(事業用では使わないので)

 

地震保険:家事分80%

 

地代家賃に関するものがいろいろあります。

マンション管理費:家事分80%

固定資産税 家屋分:家事分80% 
固定資産税 土地分:家事分80%

 

自動車関係も家事分を按分します。保険、車検代、税金、維持費、ガソリン代など全てです。

自動車関係:うちの場合、家事分80%

 

 

源泉徴収
源泉徴収とは、所得税の仮払いと言うか前払いなのです。確定申告のときに清算して、払いすぎていれば返ってくるわけですね。納税の基本は、お金を払う人が税を払う事が基本だそうで、なぜかと言えば、そういうシステムのほうが税の取りっぱぐれがないためだそうです。それが源泉徴収なのです。

 

税務署から送られてくる青色申告決算書には、基本的な勘定科目だけが印刷されていて空欄があります。その空欄には各自自由に決めた勘定科目を記入して使います。
私の場合、分類不明な勘定科目は雑費に入れていたので、雑費がやたら増えてしまい、こうなると何にお金を使っているのか把握しにくくなるわけです。そんなとき、勘定科目を増やして分類して使うと便利です。

 

所得税
ご存知の所得税です。所得に応じて支払う税金ですが、所得税は必要経費にはなりません。個人事業主の場合、個人的に所得税を払うわけで、源泉徴収されたお金は所得税の前払いのようなものなので、源泉徴収は事業主貸になります。

 

事業主貸(事貸:じかし とも言う)
事業主貸(じぎょうしゅかし)とは、個人事業の場合、事業のお金と個人(プライベート)のお金を分けて考えるので、個人の代わりに事業のお金で支払う場合を事業主貸と言います。つまり、個人が支払うべきお金を、事業のお金で支払った場合が事業主貸なのです。

源泉徴収されたお金は、個人が支払うべき所得税を、事業の売上金から先払いしたわけなので、事業主貸になります。

 

売掛金
取引先に対する売上金が確定したとき、例えば月末締めで売上を集計して、その月の売上が確定したとき、売上金をもらう権利が発生するわけですが、その売上金がすぐに入ってこない場合、売掛金になります。

売掛金とは、払ってもらうべき売上金、もらう権利がある売上金ですね。

 

 

 

 

 売上金
 月末締で、翌月に取引先から入金される場合、売上金額が確定した時つまり月末に売掛金で計上します。その後、入金されたら売掛金を消すよう計上します。
注意しなくてはいけないのは期末の売上で、まだ入金されていない売上でも売掛金の売上として計上します。この分の売上は、その期の売上になるので課税の対象になります。

私の場合、この記帳をしなかったために、税務調査のときに修正申告になってしまいました。その結果、追徴金になってしまいました。と言っても、帳簿上は次期の売上が減るだけなので、相殺されて影響はないのです。

 

店舗保険
 機材などにかけている保険です。これは100%事業用です。

 

会議費
 仕事に関連して行う会議、打ち合わせなどに使う費用です。コーヒー代、お茶菓子代、飲食代、会場使用料、弁当代、資料代などです。

 

家事分の按分
 例えば、うちでは自動車を仕事とプライベートで使っているのですが、その場合に経費にできるのは仕事として使っている分だけです。では、どうやってその割合を出すのか?
うちの場合、過去に一度だけ走行距離を厳密に記録してみたら、だいたい仕事は20%でした。その後は記録していませんが、仕事分は20%としています。

 家事分と仕事分の按分率は、実際に測ってみるか、計算して決めるようにしています。電気代もそのようにして決めました。

 

 

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