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原価率、利益率

2011年11月1日

 以前、取引先であった事だが、ある通販会社から取引の見積依頼があり見積りを出したが、当然ながら値切り交渉となった。見積額3900円を3000円にしろという価格要求がきた。
販売価格は6500円の予定なので、卸価格が3000円ならば通販会社は3500円の粗利だ。


 通販会社の利益率は50%以上ありボロ儲けで儲け過ぎだろうと思うだろうが、通販の場合、発送の手間がかかり、代金回収コストも発生し、たまには返品なんてことも生じるわけで、そういう隠れたコスト(経費)を考えると、余裕を持った価格設定にしておかなければ安心できないのも事実だ。
また、雑誌に広告を掲載したり、テレビやラジオで放送する場合にも経費がかかるわけで、それに人件費もかかるわけだ。特に金額が少ない商品の場合は、1個販売したときにかかる手間は、高額商品を販売するときの手間と同じ位なわけで、利益が少ないと手間代で赤字になってしまう。そういう小額の条件では、何%の粗利という計算は意味が無い。最低でも何円以上の粗利が出ないと経費にも満たないわけで、採算が合わないのだ。
そういう事情を考えると、あまり販売価格が安い商品は扱えない。
しかし、取引先も同じ状況であり、値下げ要求を受け入れる事はできない。販売会社と卸元、双方にそれぞれ都合があるわけだ。

 商品種類により異なるが、日用雑貨品等の場合、販売会社は販売価格のだいたい50%程度で仕入れたいようだが、卸元と販売会社の力関係で薄利になるのもよくある事らしい。

 結局、値下げ要求には応じられないため、3500円で合意した。双方共に少し不満を持ちながらの合意となった。販売価格を上げれば利益が増えるので双方の要求を満たす事もできるが、それでは消費者が買わない可能性もあり、いくらソロバンをはじいても売れなければ絵空事となるので意味が無い。

ありがとうございました。