ミョウバン水・・・・手作りの天然抗菌剤で「安心清潔生活」をしましょう。
ミョウバンは、お洗濯にも台所にも幅広く使えます。
参考にご覧下さい。
明礬（ミョウバン）は温泉パワーです
別府市街の北西部にあり、別府八湯の中で一番標高の高い温泉がみょうばん温泉（みょうばんおんせん）です。
みょうばん採取のための藁葺屋根の湯の花小屋があり、
この湯の花小屋では江戸時代から湯の花採取が行われています。
そこの泉質は酸性のため、多少ピリピリしますが風呂上がりはさらっとして、肌もすべすべになるようです。
夏は汗がさっと引き、皮膚炎、あせもや水虫、冬は冷え性や肩こり、
最近ではアトピー性皮膚炎の人にも効果があり、
他県からもこの「みょうばん効果」を目当てに来る人も多いそうです。
なぜ「ミョウバン温泉」はお肌にやさしい？
その理由は、ミョウバン水の酸性が皮膚の細菌の繁殖を防いでいるからです。
化粧品のほとんどが弱酸性なのはこの理由です。
アルカリ剤や水が皮膚に触れると皮膚の表面がアルカリ側に変わることがあり、
お肌が元の弱酸性になるには1時間位かかると言われています。
このため一時的でも皮膚表面が細菌の繁殖しやすい状況になります。
この点、ミョウバン温泉なら皮膚をアルカリ側にしないためお肌にやさしいのです。
尚、ミョウバンは皮膚科の先生によると一部の医療機関ではワキガの消臭などに古くから使われているそうです。
ミョウバン水はどんな水？
みょうばん温泉と同じ、昔から料理にも使われている食用の粉末ミュウバンを水に溶かして
酸性温泉よりもお肌にやさしい弱酸性にしたお水ですから、安心してお使い頂けます。
みょうばん水は、酢酸と同様の働きをしますが酢酸より穏やかです。
費用的には酢酸が安いのですが、小袋で入手できるミョウバンをお試しください。
ミョウバンを勧める理由は？
安全で応用範囲が広く、何処でも、誰でも、安く入手できることからおすすめしています。
ミョウバン水の温泉効果にプラスは？
お風呂にミョウバン水を50〜100ｃｃ入れると抗菌作用と浄化作用でヌメリを防ぎ、汚れを沈めます。
24時間風呂の濁りにはミョウバン水を50ｃｃ程度入れると1〜2時間で濁りを止めます。
ミョウバン水は浴室のタイルなどのカビを取ったり、カビの繁殖を抑える効果があります。
浴室の曇った鏡をミョウバン水の原液でブラシなどでこすると石けんカスが取れて綺麗になります。
ミョウバン水はペットのアンモニア臭を消します（みょうばん水を10倍に薄めてスプレー等に）
※注意・・ミョウバン水を入れすぎると風呂釜の汚れが出る場合があります。
又鉄製等の風呂釜等は弱酸性による劣化に注意して下さい。
残り湯が汚れた？
お風呂にミョウバン水を入れた方が驚くのは翌朝に浴槽の底に汚れがたまっていることです。
これはミョウバン水がお湯に溶け込んでいた汚れを凝固させて沈殿させたからです。
下の写真は、ヨモギの煮汁に、右がミョウバン水を入れたものです。
沈殿する時間はミョウバン水の量によりますが、
同様の現象でお風呂の水は、上部がきれいになり、不純物は底に溜まります。
左はヨモギ煮汁だけ 右は煮汁にミョウバン水
右は、ミョウバン水で水がきれいになりました。
ミョウバン水を入れた残り湯を洗濯に使った場合は？
残り湯は、元々は少し酸性に傾いていますが、ミョウバン水でさらに酸性に傾くことがありますので、洗剤の効力は若干落ちます。
普段よりも泡立ちが少ない場合は、洗剤の量を追加してださい。
尚、実際に残り湯での洗浄テストの結果、泡立ちが少なくなった経験はありませんが、念のために
ミョウバン水」の作り方
用意するもの
焼きミョウバンはスーパー等で漬物用として60ｇで100円くらいで購入できます。
2リットルのペットボトル（作る量で小さいものでもＯＫ）
出来ればジョウゴがあると便利
マジック（内容を表示するためですから、シールでもＯＫ）
ミョウバン水の作り方
焼きミョウバンは塊になっていますから手で揉んで細かくします。
最初に2リットルのペットボトルに、40gのミョウバンを入れます。
ミョウバンをじょうごで入れると入れやすいのですが、穴に詰まるようなら水を一緒に入れると簡単です。
ミョウバンを全部入れたら、水を2リットル入れて24時間すると、キレイに溶けます。
底に溶けないミョウバンがたまりますから、時々振ると早く溶けます。
ぬるま湯を使うと半日程度でも溶けますが、気長にやりましょう。
急ぐ時は、お風呂にペットボトルを入れて置くと朝には溶けています。
手作りミョウバン水の保管と注意
必ずペットボトルには表示かラベルを貼ってください。あとで何かわからなくなります。
ミョウバン水の原液を10倍に薄めて使う時は、冷蔵庫に保管しましょう。
原液のＰＨ約3.5前後は酢酸、レモン汁、美容院の酸性リンスよりも弱い数値です。
お子様の手の届かない場所に保管しましょう。
ミョウバン水の使い方は色々
ミョウバン水は布巾の雑菌を抑えて悪臭を消します
洗面器の水にミョウバン水を50ｃｃ入れて、3分間浸けるだけで漂白剤よりも安全で効果抜群です。
洗濯のすすぎにミョウバン水を使うと生乾きの悪臭が出ません
合成洗剤はリンスを入れるタイミングで、石けんの場合はよく濯いでから、50ｃｃから100ｃｃいれてください。
汗をかいても衣類が臭くなりません。
靴下の悪臭も消えます。
※注意・・・石けんは、よく濯がないうちに入れると石けんカスが出来ます。
全自動洗濯槽のカビ取りにミョウバン水
洗濯槽の水を低水位まで入れます。
そこに２カップ（４００cc）程の「ミョウバン水」を入れ、普通コースで洗濯機を最後までまわしてください。
「ミョウバン水」は衣類や人体にも無害なので安心です。
色が出やすいものを洗うとき
プロの洗い方ですが、業務用＠ピュア洗剤と同量程度「ミョウバン水」を加えて洗うと色止め効果があります。
洗っていて色が出た時に入れても、その場で色の出を抑えることが出来ます。
浴室のカビ取りに
カビの発生は石鹸カス等の栄養分・湯気や水気などの湿気・２０〜３０度の温度の３つの条件がそろった場合に発生します。
タイル目地にカビが発生した場合は、「ミョウバン水」の薄め液をつけて歯ブラシでこすります。
浴室の鏡の曇りを取る
浴室の鏡が曇るのは主に石鹸カスです。
「ミョウバン水」の原液をつけて歯ブラシでこすってください。
ガンコな場合はしばらくそのままにしてから洗い流して下さい。
「ミョウバン水」は体に無害なので安心です。
まな板や包丁の匂いを取る
魚やたまねぎ、にんにくを切った後の嫌な匂いは洗剤できれいにまな板や包丁を洗った後、
ペーパータオルに「ミョウバン水」をつけて拭くとにおいがなくなります。
「ミョウバン水」は人体に無害なので安心です。
食器洗浄機のカビ取りに
石けん分の入っている洗浄剤を使っていると、全自動洗濯機と同じように内部にカビが発生する場合があります。
そんな時は食器洗浄機のクリーナーとして「ミョウバン水」だけ100ｃｃ入れて普通にまわします。
コーヒーメーカーの清掃に
水の替わりに「ミョウバン水」を入れて電気を入れると汚れが出てきます。
２回ほど汚れが澄むまで水ですすぎをします。
当然ですが清掃の場合はコーヒーはセットしないで下さい。
食器洗いの手荒れ防止に
食器用洗剤は中性と表示されていますから、お肌に安心と思っていますが、
お肌は平均ｐｈ5.0前後ですから本当にお肌への負担が無いのは弱酸性なんです。
洗物の最後に「ミョウバン水」で弱酸性にすると手あれ防止効果が期待できます。
生ゴミの臭いを消す
生ゴミの臭いを消したいときは「ミョウバン水」を10倍に薄めて振り掛けます。
有害菌を抑えたり有害菌を減らす働きがあるので、一石二鳥です。 布巾の嫌な臭いを消す。
洗面器にキャップ1杯の「ミョウバン水」を入れて布巾をすすいでください。
これだけで雑菌を抑えて嫌な匂いを消します。
塩素・消毒等と違って自然の力ですから安心です。
やかんの内側の垢を取る
「ミョウバン水」をキャップ1杯加え、約20分沸騰させます。
これで、すっきりピカピカです。
又は沸騰しないでも、そのまま一晩中置けば、次の日には、すすぐだけでもピカピカになります。
※注意・・・アルミには向きません
がんこな鍋の焦げを取る
焦げに「ミョウバン水」がなじむ程度入れます。
お鍋を火にかけ焦げが泡がたってきたら2分ぐらいで火を止めて冷まします。
焦げが、パリパリになってこすればきれいにとれます。
※注意・・・アルミには向きません。
テープをきれいに剥がす
ガラスやプラスチックに貼りつけたテープは、
「ミョウバン水」を染み込ませた脱脂綿やティッシュペーパーをテープの上にしばらく置くと、とてもきれいに取れます。
畳の変色を防止する
水で薄めた「ミョウバン水」を固く絞った雑巾でふきます。
２週間に一度くらい「みょうばん水」で雑巾がけをすれば、ある程度、黄ばみは押さえられます。
手作り石けんで、アルカリを中和する
手作り石けんには、アルカリ剤を使います。
アルカリ剤が手に付着するとお肌を傷めますが、ミョウバン水を付ければ中和します。
手作り石けんで使用した器具などもミョウバン水で中和しながら洗うことで排水に強いアルカリ剤を流さないように出来ます。
尚、クエン酸などでも同様の効果があります。
その他の洗濯方法など（ミョウバンではありません）
●汗臭い剣道の防具を自分で洗濯する方法
2008.7.22